1989年、成人歯科保健対策検討会の中間報告で、 80歳 になっても自分の歯を 20本以上 残し、健康な日常生活を送ることができるようにという目的で提唱されたものです。
この運動は、当時の厚生省や日本歯科医師会などにも広く支持され、1992年から厚生省の歯科保健対策費に「8020運動推進対策事業」が計上されました。
8020の数値についてですが、20本以上あればどのような食品でも咀嚼が容易であることや、60歳以上で7〜13歯の欠損になると、義歯による機能回復がままならない場合が生ずるといった主に行政にいる歯科関係者や歯科大学の研究者らの実験的な根拠からうまれたそうです。
現状はというと、平成5年の調査で60歳ですでに17.8本と20本を下回り、80歳以上の平均は4.6本とか。80歳で20本の自分の歯を維持していることのむずかしさを感じてしまいます。しかし、行政機関が達成が大変むずかしい値を採用し、推進に助力していることは行政にとってはめずらしく、頑張っているなぁと感じるのは私どもだけではないように思います。
歯の喪失のリスク因子としてはいくつかの疫学調査により喫煙、進行した歯周病の有無、口腔清掃の不良、根面う蝕の有無等が示されたり、成人に対する介入研究の結果等により、定期的な歯石除去、歯面清掃及び定期的な口腔調査による早期治療が歯の喪失防止に重要であると示されています。
私どもとしましては、要は 「若い頃からキチンとしたオーラルケアをしていればOK」 ということだと思います。中年になったからもう遅いとあきらめないで下さい。歯ぐきを時間をかけてていねいにブラッシングすることで、歯槽膿漏を歯を抜かずに治療した偉大な先生もいらっしゃいます。8010よりは8015を目指すことも肝要かと思います。
最近経済もパッとしませんが、経済一流・政治二流・予防三流といったところでしょうか。日本人においては予防に関する考えはゴミ問題、エネルギー問題に通じるところがあるように思います。
弊社「歯石屋くん」シリーズとの出会いが、オーラルケア認識向上につながることを願っております。